合気は筋力でどうにかしようではなく、もともと人間にある能力と地球上の物理を利用して、生かしていく技術であり、
ボードは地球に与えられた物理エネルギーがあるから可能なスポーツであり、その中で人間にある能力を生かして技を作り出している
・・・という点でこの2つは非常に似ていると思う。
特にボードはヒップホップダンス的な脱力系な動作が多用されるという点でも酷似している。
ということで、一昨年から、オフに合気を掴むためのいろいろな学習をしている。
不幸?なことに自分の住む環境では合気を学ぶための道場的なものが近くにはなく、ほとんどが独学であるが、
理解して、体で体得すればするほど、価値観が変わるといっては過言でないほど、体の使い方に違いがでてきている。
・今までは概念としてしかないだろ?と思えていた、体の軸に対する意識が、体で感じることができること
・体重計に載ったときしか感じていない体の重さが、どこにどれだけあるかを常に感じることができること
・今までは概念としてしかないだろ?と思えていた、丹田とか、気とかいうものが、体で感じることができること
・脱力していても使える力があること
・普段の立ったり、歩いたりする姿勢を客観的に捕らえ、良い姿勢がどんなものかわかったこと
・肩凝り、首の凝り、腰痛がなくなったこと
・苦手な長距離走が得意になるための方法がわかってきたことなどスポーツにはコツがあること
・人体が普通の状態に回復しようとする動作は非常に正確で素早いこと
・仏教における悟りの境地がどのような状態を指すのか
などなど・・・子供の頃から知っていればスポーツ万能になれたのではないかと思うくらいのことや、
たいした意味もないと思えていたものにとてつもなく長い人間の努力や経験があったのだと、
これからの人生観に大きな影響を与えること、いろんなことがわかってきた。
体でできることには限界がある。
超人や神様ではないから。
だけど、体でできることを極めるのは、とてつもなく深く難解であることがわかってきた。
人生をかけて追求するだけの奥深さが十分すぎるほどある。
たぶん、このまま精進していっても死ぬまでに理解できない体の使い方が相当あると思える。
これらのことに出会えたこと、これから考えていけること、進歩していけることに幸せを感じる。
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