以前、このブログでも紹介して、だいぶ長い時間が経っているけれども、すでに作製済みのRGシリーズのレポート。
ガンプラは大別して、
FG(ファーストグレード)1/144、
HG(ハイグレード)1/144、
MG(マスターグレード)1/100、
PG(パーフェクトグレード)1/60
の4つでシリーズ展開されていた。
上から順にスケールが上がるにつれて、より精密になり、アニメ設定どおりのプロポーションや可動性、ギミック等が追及されている。
昨年、ガンダム30周年を記念して、新たに設定されたRG。
これはスケール的には1/144であるので、HGとMGの中間に位置するシリーズということになるだろうが、驚くべきは、そのサイズでありながら、どこまでのことができるかを限界まで追求されたモデル。
だから、今まではスケールメリット的にMGやPGは精密さを追求できたところをそれと同等かそれを凌ぐ要素を詰め込んだもの。
まず第一弾として販売されたのが、
ま、当然だけど、ガンダム。

そばにある100円を見れば、このサイズが1/144であることは明らかだけれども・・・まるでMGかPGでは?と思える情報量。
しかもこれで、墨入れ(黒の色塗り)をしただけで、他は塗装もなし。
装甲が色分けされているのは、塗装でなく、標準で色分けされている。
そして・・・

内部フレームまである。。。
そこに・・・

こんな風に装甲を貼り付けて作製していく。
さながら立体パズルのよう。

コアファイターが収納されたコックピットが開く。
しかもコアファイターのキャノピーもしっかり開く。
さすがに近年のMGのように、コックピットのシート角度がちゃんと水平になるような精密なギミックはオミットされているが、
このサイズでこれはすごい。

この写真、わかりづらいと思うけれど、
指が第二関節まで曲がる!!!

二の腕の辺りは、肘から先を曲げることで、装甲が勝手にスライドする!!!
ということは・・・

当然のごとく、足の装甲も連動して動く。
よく、ここまで・・・。
久しぶりにバンダイの本気を見た気がする。
これまでも、HGUC(1/144)でもアッシマーの完全変形を狙ったりと、なかなか頑張っていたが、
近年は、ZZガンダムを完全組み換えで擬似変形させたり(ここまで組み替えしちゃうの?ってくらい。すでに変形ではない)
と、商品として失敗のない無難なものしか作らなくなっていた。
1つ1つのパーツがすごくカッチリ隙間ないくらいにはまったり、
どうやって、加工したの?という貼り合わせのない造形部品があったりと、年々技術力(加工力?)は上がってきていたので、余計に残念に思っていたのだが、ついに冒険してくれた。
逆に、ここまでやるか!?というくらい1/144サイズに凝縮されたギミックの数々。
そして、ふと手元が狂うと、簡単に折れてしまうような細かい部品。
その商品としての危うさと引き換えにした出来上がりの精密さ。
こういうのを待っていた。
MGやPGがこれまでは究極のガンプラと呼ばれていたが、RGはそれを凌駕する至高のガンプラだ。
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