この「〇明な力」で一旦身体が動かされてしまうと、今度は「動かされる側」になってしまうため、身体は危機管理に備えなければならないことを余儀なくされる。
ここからさらに右脳の無意識の特徴である、取り入れた情報のコピー機能により、相手の身体の情報がコピーされることで、相手が何もしていない身体状況であり、情報が多く、左脳の対処ができないことが分かると、身体危機管理のために自動的に右脳処理(多情報対処)に切り替わるという現象が起きる。
(通常の人間同士の関係性ではこれがいわゆるリラックスに相当することになる。相手が何もしていなければ何かの対処をする必要性がないから安心できる状態である(敵ではない)と身体が認識する。このように右脳の無意識は常に相手の挙動を観察し、相手の身体の情報をコピーして、もし自分の身体が相手の身体の状態になったら相手は自分を攻めようとしているのか、自分のとって安全なのかを確認している)
右脳処理に変わると、無意識主体になるから、意識的な情報確定認識ができなくなり、意識の空白が生まれる。
(左脳主体で別の言い方をすれば意識が参照する情報対象が多くなり過ぎて、1つの対象単位に対する認識が薄くなる。意識の絶対量というものがあるとしたら、仮に多くを認識していても1つ1つに意識を分配するから1つ当たりの認識が薄い状態。意識の散漫化。酔っぱらって記憶が無くても勝手に家に帰っている現象はこういうことによる)
それが深ければ深い程、無意識の情報処理の特徴である、自動検索連想が起きるために無想の状態に陥ってしまう。いわゆる夢見の状態で意識がなく、次々に脳内のイメージが記憶により変化する。
(事故に遭ったときに見ると言われる走馬灯と一緒)
それが覚醒状態で起きる。
(言い得る言葉がないが、近い言葉なら白昼夢か?)
その無想状態にどんな情報を入れ込むかで相手の身体の反応を操ってしまうのが「〇気」である。
夢を見ているときは、身体の状況や周囲の状況を無意識に感じ取って、それに影響された内容に見ている夢の内容が簡単に変化してしまう経験は誰でもあるだろう。
簡単に言えば、「身体(の状態)で掛ける催眠術」を具体的に使用していくのが「〇気」である。
前出のように、相手を強制的に右脳化させても、繰り返しその状態を続けることで、相手が夢想状態に慣れると、身体は危機管理のため反射的に「〇明な力」で抵抗できるようになってしまう。
そこで起きながら夢を見ている相手の夢の内容を強制的に変えてしまう。
そうすると、無意識の神経反射で抵抗しようとすることができなくなってしまう。
相手の左脳の意図による抵抗をキャンセルして力を及ぼすのが「〇明な力」
相手の右脳の反射による抵抗をキャンセルして力を抜くのが「〇気」
相手に「〇気」を掛けて、相手の無意識上の右脳の抵抗を無くしておいて、
「〇明な力」で相手の左脳の反応をさせずに相手を倒す。
「〇気」を掛けている状態で動くことができれば、動いた部分では自然と「〇明な力」が発揮される。
(ただし「〇気」や「〇明度」のレベルはそれなりに段階がある)
と仮に整理すると分かりやすい気がする。(分かりやすいが、まだコレは少し違う・・・)
では「〇気」とは具体的にどうすれば掛けられるのか?
続く
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