右脳と左脳という2つの身体の仕組みの要素を通じて〇気を捉えると現代人には分かりやすいのではないだろうか。
〇気上げを例にすると・・・
・押さえられた側は「押さえられている」ことを前提にどう対処するか
・押さえた側は押さえられた側の出方にどう対処するか
と言う点を意識している。この対処、対応が左脳処理となり、情報確定の作業を行っている。
左脳は情報を「感知」して絞り込んで「確定」できる情報に収めて対処しようとする。
「確定」は多くの要素を1つ2つに絞り込む作業に他ならず、感知している情報のうち余分なものを捨ててしまう。
また身体の動かし方についても、ありのままの沢山の情報ではなく、省情報化した1つ2つのブロック化された「部分」としての対応をしようとしてしまう。
このことは耳が聞きたい音だけを意識して選別して聞くことができることや
「腕」と言われれば「このあたりの身体の部位のことである」と誰でも共通して認識できることで意味合いは分かると思う。
つまり左脳は一つの情報に絞り込むよう分析確定するのは得意である。
しかし反面、一度に多くの情報を認識するのが苦手という特徴がある。
この左脳の性質上で、お互いによほど特殊な身体遣いをしない限りは確定化した身体の使い方(捉え方)は似たか寄ったかなので、〇気上げでぶつかりが生じてしまう。これが普通の力の拮抗状態。
相手が腕を上げてくるから・・・と認識している時点で、「腕」を使ってくると決めつけている。
では、〇気上げで押さえられた腕が上がるというのは、どういう状態が起きているかというと・・・。
続く
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