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まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)

<重さが変わる謎>

第1章<日常の体験の不思議>でも紹介したとおり、

・子供の頃は自分の身体が軽く感じられたなと思い出すことがある。
・暴れる子供をおんぶする時と、大人しい子供をおんぶするときの重さの感じ方の違う。
・意識のある人をおんぶするときと、意識のない人を運ぶ時の重さが全然違う。
・病気の時や、気分が乗らないことをする時に身体が重く感じられる。

など、子供の頃から疑問に感じていたことがあると思います。
 重さという感覚は状況によって変わるものです。

★自分の重さが軽く感じられた
 筋力を加速動作に使わず、中性重力の状態を維持するために使いながら動くと、身体の重さを感じないため非常に身が軽く感じられます。体育のように加速動作するための筋力を鍛える前の子供は無駄な筋力も脂肪もなく整っているため、そうなりやすいと思われます。筋肉が発達し筋力を発揮するための反射神経が成長したり、また発達する部位の偏りがあると、身体は重く感じるようになっていきます。

★おんぶの重さの違い
 暴れる子供は自ら力を発揮し中性重力が加速度によって力に変化してしまっているので、重さ(圧力)となって、支える相手に伝わります。
 ただしこれは体重の変化ではありません。体重とは地球に引かれる質量の下向きの圧力を測定したもので、「地球との関係」の話です。人間は自己体内に中性重力を作り、他人を空間的に動かそうとする上で、「他人と自分との関係」で中性重力を比較し自分の体内に足りない中性重力部分を新たにつくるための筋力の感覚を相手の重さと感じ取っているのです。
 おんぶする場合は、される側に「重さをかけないように」「重く思われたくない」など、そういう意識があれば自分の身体を自分で支えて、中性重力部分を増やすので、おぶる側がそれに対応した量の中性重力を簡単に作れれば、軽くなりますし、逆は説明するまでもないでしょう。
 持ちやすさというのは実は大切な要素だということが分かります。接触の仕方ですね。
 
★意識のない人の重さ
 意識がある=覚醒状態では、筋力が状況に合わせて中性重力を作るために有効に働きますが、意識が無いと身体を支える筋力が抜け、中性重力部分が大幅に増加するため、支えようとする人はより多くの中性重力を必要とするため筋力を酷使し、とても重く(重体に)感じます。
 余談ですが、寝ている時は、床側の身体が支えて中性重力化のつり合いをとっています。身体の筋力面で言えば、脱力した部分は筋力をほとんど使用しないので、回復が早まりますので疲れが取れやすくなります。しかし、支える側が常にありますから、寝返りを打たないと支える側の疲労がとれず組織が潰れてしまいます。寝返りは重要です。
 中性重力は意識が無ければコントロールできません。

★病気や気分が乗らないことをするとき
 病気で身体を支える筋力がうまく働かなかったりすると、当然つり合いがうまくとれなくなり、普段使わないような他の筋力を酷使したりすることになるので、身体が重く感じられます。
 やりたくないことに身体を動かす時は、本心の「それに向かいたくない。動きたくない」が脳の命令として身体に居座る反射(身体を動かすために上に向かう力を作る筋力の反応が悪く、中性重力が十分に作れない)を無意識にやってしまいます。そのため身が軽くならず、浮かない感じになります。

 対人関係において、カではないやり取りがあったり、相手の重さが変わったりというのが、だいぶ理解できたと思います。
 さて、〇気の原理についてはある程度、理解ができたこととして、次章からはそれをどうやって適える身体にするのかを探っていきたいと思います。
 どうやったら、子供の頃のような、身の軽い中性重力の状態が作れるのでしょうか。

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