まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)その5 心理・精神状態によって大きく変化する
<外を気にするか、内を気にするか>
ペットボトルを持つケースをさらに考えてみます。
非常に細かい話になりますが、ペットボトルを持とうとしたとき、最初に何気なく持ったときと、重さがあると認識して持ったときで、何が違ったのでしょうか。
先ほどの気分とか気の持ちようといった部分を掘り下げることになりますが、重要なのは「感じよう」としたかどうかにあります。
最初に何気なく持ったときは、おそらくペットボトルの重さを「感じよう」と意識していなかったと思います。「ただペットボトルを持つことだけ」を思うか思わないかというぐらい、一瞬考えて持ったはずです。
しかし重さを意識して持とうとしたときには、重さを「感じよう」として、身体の感覚を意識して持ったはずです。
ただ自分の外を変化させようと、外の空間の何かを意識して行った行動と、感じ取ることを主体に身体を意識して行った行動で、身体の使い方が変わり、体内の中性重力の制御が自動的に変わり、重さという感覚が変わっているということになります。
このようにちょっとした目的の捉え方や精神状態の変化で中性重力の量は大きく変化しているということです。
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