最近のガンプラのラインナップにはすごい勢いがある。
おもちゃ屋のプラモデルコーナーにはところ狭しとゴテゴテした大きな箱が並べられていて、そのほとんどがガンプラ。
しかもリバイバルものがほとんど。
(果たしてそれだけ需要があるのだろうか・・・)
さてふと20年ほど振り返ると、実家の道向かいの店でプラモデルを販売していたので、ご多分に漏れず自分もガンプラ少年だった。
ZZガンダムなんかはたしかリアルタイム(再放送でない)で見ていたので、ガンプラ化されるのが本当に待ち遠しくて、田宮のマークの付いたプラモデル卸しの車がその店に来ていると「お、プラ屋来てるぜ!」と連れと入荷を覗きに行ったものだ。
しかしその頃のラインナップではカバーされなかったモビルスーツがいくつかあった。しかもそのほとんどがZガンダムにしろ、ZZガンダムにしろ、話の最後の方に出てくるボス級のモデルばかり。当然一番商品化して欲しかったわけだが、なぜか出ずに終わってしまった。
そのころ待望していたのは・・・
・完全変形1/144 Zガンダム
・完全変形1/144 ZZガンダム
・1/144ジオ
・完全変形1/144 バウンドドッグ
・1/144ゲーマルク
・1/144クインマンサ
当時のプラモデルの製作技術がまだ発展途上だったのか、さすがに完全変形は無理だったのかもしれないが・・・。
ちなみに1/144サイズは手ごろに遊べるので自分の一番お気に入りサイズなので、こだわりがある。
つまり1/100サイズなら完全変形モデルは当時からあったのだ。
そしてさらに10年くらいたって、HGモデルというリバイバルシリーズが登場した。
そのシリーズでついに完全変形1/144 ZZガンダムの夢が叶えられた。1/144 Zガンダムについては変形機構そのものは良くできていたのだが、変形後の形態(スタビライザー)がアニメ版と違っていてショックを受けた。ここにきてなぜ変えたんだ~??って。
そして近年、Zガンダムの映画化に絡めてHGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)というシリーズが出ていた。それは1/144のスケールのモデルなのだが、その中には10年以上前にHGシリーズとしてすでにリバイバルされたものも改良?を加えて再び出しているものもあった。
今回のシリーズで特に評価したいのは完全変形1/144 アッシマーがあったこと。あの変形機構がプラモデルで再現できるとは思えなかったので感動した。
さらに同シリーズで1/144ジオが実現した。
また別シリーズであるが、クインマンサについてもつい最近商品化された。
そして、HGシリーズで落胆したZガンダムが再度改良?されてリリースされたと聞き、ついにやったか!?とおもちゃ屋を見に行った。
しかしそのパッケージを見てガッカリ。
なんと改悪されていたのだ。。。
正確に言えばプロポーション重視の改良であり、そのために変形機構は著しく省略されて、完全な組み換え変形となっていた。変形後はアニメ版と同じ形態なのだが、変形時は手、足、胸、スタビライザー、頭と全て取り外し変形用の用意された部品に差し替えるという、言葉も出ない可変機構であった。
つまるところ、変形するのではなく変形後の形態にも成れるよという代物。
せっかくの商品化のチャンスを・・・もったいない。
ということで、しょうがないので、Zガンダムを自分で作ることにした。
ベースは旧の1/144HG。これに旧B-CLUBから販売されているアニメの形態への変形補足パーツの一部部品とHGUCのスタビライザー及び踵部の変形機構(HGにはなかった)を追加したもの。
変形時の組み換えは頭と胴の一部を取り外すだけの最小限に留めた。
まだ素組みしかしていないが、感動が込み上げてきた。
う~ん。素晴らしい!!
あとは残るゲーマルクとバウンドドッグの商品化を待つのみだ。


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