忍者ブログ
日頃思うこと、気がついたことを綴る場所です。
| Admin | Write | Res |
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新コメント
じゃんじゃんコメントしてね。
ブログ内検索
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

これまでにない身体意識を身に付けるためにまず行っておかなければならないことは、
・正しい姿勢をとること
・あらゆる筋力を脱力すること
である。

なぜこれが必要かというと・・・
前回も説明したように筋力による不定な力から体にある物理力を利用し一定の力を引き出せるようにするためである。

もっと具体的な必要性をあげると、
・プロゴルファーの正確なショット
・プロボーラーの全フレームストライク
・プロ野球選手のピッチング、バッティング
・プロサッカー選手のシュート
これらでは、それを顕著に感じることができる。他をあげればきりがない。


例をあげて詳しく説明すると、

大地の上で目の前に机があり、その上にリンゴがあるとする。
そのリンゴは転がることなくバランスがとれている。
では、そのリンゴは動いていないか?

実はリンゴは動いている。
地球の重力によって、常に地心に向かって落ちているのだ。
だから机を退かせば、リンゴは地に落ちる。
落ちないのは机がリンゴを支えているからだ。
そして机を支えているのは地心からずっと岩や金属や土がすごい密度で地心に向かって落ちて詰まっている、
その大地なのだ。

重力はその言葉とおり、重さ(質量)のあるものに常にかかっている力である。

もちろん人間にも常に重力はかかっている。
だが、大地がそれを支えているため、地心に向かって落ちていくことはない。
当たり前になっているので意識はしないが、人間も常に地心に向かって落ち続けているのだ。

人間にかかる重力は人間の重心に常にかかっている。
今、腕を水平にあげてみる。
その時、腕には重力がかかっているが、あげることができるのは、
人間が筋力を使えるからである。
つまり筋力を使って、重さのある腕という物体に力と速度を加えているのだ。
だから水平に保つこともできるが、筋力が疲れてくれば、保つことはできなくなる。

筋力には限りがある。また常に一定の力、方向、速度を与え保つことは難しいという性質を持っている。

同じように、人間には各部に常に重力がかかっているため、気がついてはいないが、その重力に対抗し支えるために
無意識のうちに筋力を使い続けているのだ。

それは人間を持ち上げたときによくわかる。
意識のある人間を持ち上げた時と、意識のない脱力した人間を持ち上げる時、重さがまるで違うことに気がついたことはないだろうか?

意識のある人間は体がバランスを保つために、筋力を使い、重さを重心という1箇所に集め安定しようとするからだ。
重心の安定したものは持ち上げやすくなる。

逆に意識のない人間はバランスをとろうとはしないため、重さが各部位にそのまま存在するため、持ち上げにくくなる。
単なる物になった人間はとても重い質量を持っているのだ。

この純粋な「重さ」を利用したとき、筋力では真似できない一定の力を生み出すことができるのだ。

この重さを利用するためには、当然自身の体にある重さを体で感じ取れるようにならないといけない。

このために必要となってくるのが、「正しい姿勢」と「筋力の脱力」なのだ。
これにより意識がありながら、バランスをとりつつ、各部位の重さを各部位にそのまま置くことができるようになる。

つづく・・・

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Font-Color
Mail
URL
Comment
Pass
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
phot by Art-Flash * icon by ひまわりの小部屋
designed by Himawari-you忍者ブログ [PR]