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身体には身体の外に1G以上の力を発揮するための筋肉と身体の内部で1Gの力を維持調節運用するための筋肉があると例えるとわかりやすい。
地球の引力に逆らうように外の筋肉を使って1Gを越える力を発揮すれば、筋肉は断裂して筋肉痛になるが、内部の筋肉を使うと1G以内で普段身体を動かしていることすら意識しないくらいなので、筋肉痛は起こらない。むしろ内部の筋肉を鍛えると、水泳の後のように全身がだるく疲れるという傾向がある。(勘の良い方はここからいろいろ気が付くと思う)
この内部で力を運用する筋肉は力を釣り合わせて身体を立たせたり、バランスを取るために力を身体内部に収めるような働きをする。
この内部運用の筋肉を使って(本来は役目とは違うが)身体を自在に動かせるようにして、逆に外に力を発揮する筋肉を脱力し続けて、身体を造り変えてしまう。
しかし残念ながら・・・普通に動けば、外に力を発揮する筋肉を使う方が脳にとって楽で効率が良いから、内部の筋肉から外の筋肉に自動的に切り替わってしまい、しかもこれが無意識で意識で認識されない短い時間で切り替えされるからほとんど自覚されない。
よって最初は1Gを越えないように意識的に力を抜いてゆっくりと動くことでしか、この内部で運用する筋を使った動きは養成されない。
なお1Gを越えなければ、この内部で運用する筋を使って力を外に出したり、出し入れすることは構わない。

身体の内部でこの力=質量の移動管理が早くできるようになると、多少速く動いても常に内部で力を釣り合わせた状態を維持したまま動くので、外に1Gを越えた力を発する筋肉を使わずに動けるようになる。
そうなると、他人からすると動くためには力を外に出す(動きが伴う)はずであるが、それがないので、動いているのに動いていないことになる。
動いていることは見えるのに、引力(1G)で固定された自立物体が目の前にあるが加速度が加わっていない(変化しない)から、自分に危害が加わることはないと無意識は判定するので、それに対応する行動がとれなくなってしまう。
対応ができない分、自分の動作や判断に要する時間が長くなるので、相対的に相手の動きを速く感じる。意識の持ちようによっては、時間が止まって、コマ落ちしたように相手の動きを見失ってしまうこともある。(黒田〇山先生の〇える動き)

〇拳の〇向斉がただ立っているという鍛錬で強くなったのは、本当にただ立つだけの身体になったからであろう。
その心は・・・ただ立つとは逆に言えば、立つという目的以外の全ての部分は脱力して外に力を発しない身体になってしまうことである。
力を水に例えれば、水が身体を上下に行き来しても、まるでパイプのように中の水を途中から外に漏らさないような身体が出来上がるとそうなれる。
水を含んだスポンジのように、外から力を入れて押されると、対応してどこかから水が外に漏れてしまうような身体ではだめということだ。
最初は塩ビパイプのような硬さがあっても、それをだんだんとホースのように、動かしても途中から漏らさない身体に鍛えてしまう。
こうなれば・・・あとは1Gを越えないように意識の濃さだけ調整すれば、確かに「〇拳」の名のとおり、意識で1G重心を中で使ったり外で使ったりと、いろんなコントロールができるようになると思われる。
 
だから手(できれば指先)か足裏からしか力を外に出さない身体に鍛えてしまえばよい。
足裏か指先に力を集中できるようにすれば良い。イコール他では一切力を外に出さない。
これをしながら表層の筋肉を脱力したまま身体を動かすようにすると、力を一切他の部位から外に出さずに内部で力を運用する筋肉が鍛えられる。
良く言われる「先端から動く」とか「指先から気が出ているイメージで」というのは、意識と力の関係性を利用し、意識をそう集中させることで、指先等から力を外に出させて、また同時に身体の他の部位から力を出さないように(パイプ化)させるための実用的な方便であると思う。
気の実感というものは各個人の内部感覚では存在する(かもしれない)ので、気は実在するが、〇気の原理ではないという意味で、S川総範の言うとおり「〇気は気などではない」ということになる。
〇気の一部現象を成功させるための方便、技術を成功させるためのイメージ補完(補足)としては「気」の概念は非常に有効ではないだろうかと推察する。

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