若い頃は年功序列なんて、古い考えだと思っていた。
でもこの技術をはじめてからは考え方が変わってきた。
欧米が能力主義によっているにもかかわらず、日本に年功序列が息づいている理由は、確実のあったのだと。
でも「あった」という過去のことだから、今の人間にはわからない。
端的に言えば、
若いうちは力があるが、経験がなく、
歳をとれば力は無くなるが、経験が増える
だからお互い様で、平等・・・というのは言い訳だ。
若者が経験でも実力でも勝てない年寄りが昔は本当にいたんだろうと。
同様の理由で、「敬語」にも意味があったのだと気が付いた。
今はほとんど形骸化している感が否めないが・・・。
仕事が人生のウエイトのほとんどを占める現在と、生き残ること自体も人生に含まれていた昔を単純に比較して、能力主義が間違っているとは言えないし、年功序列が正しいとは言えない。
けれども、現代のシステムだけでそれらの価値を判断するのは安直だ。
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