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まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)
<身体を倒れなくしているシステム>
再び「合気修得への道 佐川幸義先生に就いた二十年/木村達雄」からの引用です。
「合気とは何か?私の感覚では、この非物質的防御システムのスイッチを切ってしまう技術だと言えます。その電源をー瞬切ってしまう技術です。
そうすると単なる物質的な肉体だけになるので、抵抗することができなくなるのです。
また何人いてもスイッチを切ってしまえば、人形がいくつか集まっただけと同じになってしまいますから、多人数に押さえられても、少なくとも理論的には同時に倒すことが可能になります。
合気によって実際人体が単なる物質のような存在になってしまうことから、人体がたしかにある非物質的システムによって支えられているのだと確認できます。」
人体には倒れなくするための筋力等によらない非物質的防御システムがある。
そのシステムのスイッチを切るのが〇気であるという内容です。
さて〇気上げで押さえられた腕を上げる現象を成立させる要件は次のとおりでした。
・力を入れなければよい
・重力が無くなって、体重が使えなくなればよい
以上の点からすると、体重(重さ)や力が無くなれば力を出せなくなり「倒れなくするシステム」のスイッチが切れて物と同じようになるのでは?
つまり、「力を発揮したり、力で押さなければよい」という道筋が浮かび上がってきます。
ではそうするためにはどうしたらよいでしょうか。
力を無くすという点について、1つ具体的に見えてくる部分があります。
「 質量 × 加速度 = 力 」
で力が発現するのであれば、質量は変えられないとしても、加速度を小さくしてしまったらどうでしょうか。加速しなければ力は無くなります。
物体に対する加速するような動作・作用を止めてしまえば、力(重さ)ではなく、宇宙空間のような無重力状態の質量に近づく訳です。
これを人間で言えば・・・
加速する動作 → 身体の筋肉による急激な加速動作
加速する作用 → 地球の引力により、常に身体にかかる重力加速度
これを何らかの方法で消してしまえば、
・力は入らない(力は出ない)
・体重が使えない
という〇気を叶えるための条件が成立しそうです。これをクリアするための方法はあるのでしょうか。