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まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)

その4 姿勢等の影響を受ける

 前章のとおり、中性重力は「その量のまとまり」が力を入れるという動作だけでバラバラになってしまうなど、力の大きな影響を受けます。
 人間は自覚して力を使うことができますが、バランス機能のように、自覚せずとも、身体が自動的に行っている力動作や行動というものがあります。
 また意識的な力動作でも、普段の生活の中でクセとなって、無意識になってしまい自覚できないものもあります。
 もしも普段の立っている姿勢がすでに力を無駄に入れている姿勢だったら、どれだけ頑張っても中性重力はまとまることがなく、バラバラのままです。

 人間の骨格も他の動物の骨格も、頭があって、腕足があって・・・など基本的な構成は類似しています。
 人間はサルから進化したといわれていますが、(それが本当かどうかは別として)人間以外で2足歩行している動物はいないことから、人間も元々は4足歩行していたのではないか、4足歩行が適しているのでは?ということが推察されます。

 昔、テレビで捨てられた人間の赤ん坊がオオカミと一緒に生活をして大きくなったら当たり前に4足歩行していたのが発見されたという番組を見たことがあります。
 2足歩行している親から育てられる人間は、自然とまねて2足歩行をしますが、元の身体の構造としては、4足歩行を前提とした構造が骨格的には基本だと考えられます。
 もちろん、何世代も2足歩行を続けている人間だから、2足歩行に合わせた多少の骨格の変化はしているのかもしれませんが、あくまで基本として、骨格は2本足で立つのには適していないと考えられます。ネコやイヌが必要に迫られて2足歩行するように、あくまで、「できる」というだけの一部の機能であったものが、拡大されて、恒常的になっているのが人間ということです。

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その3 量が大きく変化する

<バランスを崩すとは?>

 人間は常に機能として、その人の固有の身体の条件に合わせた一定の中性重力量(バランス)を保っています。それが崩れるとバランスを崩します。
 バランスが崩れるとは、大きく2種類に分かれます。

 中性重力の減少   → 不安定(バランスロスト) → 力ませ
 中性重力が管理範囲 → バランス維持       → 身体が管理する通常の状態
 中性重力の増加   → 過安定(オーバーバランス)→ 力抜き

 普段に経験のないバランス状態に陥ったとき、それが不安定でも過安定でも、人間は対処ができなくなります。

 意識してやることであっても、経験上で無意識にやってしまうものであっても、身体の管理上の自動的な機能的対処であっても、瞬間的に力を出す・・・力んでしまうことで、中性重力は分離し、まとめて使える量が減ることでバランスが崩れます。
 通常、相手が力を使ってくれば、相手から力を得て、バランスを回復することができますが、相手が〇気を使い、こちらの力を受け付けず、力も発しない状態であると、それが回復できない状態が続き、倒れるか、相手にコントロールされ続ける状態に陥ります。

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その3 量が大きく変化する

<想定中性重力量が外れると・・・>

 人間の身体は、行動をする際に過去の経験から、行動に必要な中性重力の量をあらかじめ想定して行動しています。
 動作しながらつり合いがとれるような中性重力量のコントロールをしようとしますが、動いていく方向から得られるであろう力が想定と外れると、つり合いを失い、中性重力に回転力が生じてバランスを崩します。

 たとえば、ドアをひらこうとドアノブを握ったとき、思っていたよりもドアがすごく軽かったりしたら、スカッたような状態になり、「おっとっと!」とバランスを崩します。

 また重い物を持つときは、足からの上向きの力の出力を上げてつり合わせようとしますが、対象物が軽いと、上向きの力が過剰で、身体の力が上に向かってしまい、つま先立ちになってしまいます。

 たとえば、ドアが想定よりも重かったら、自分から向かっていったのに、ドアに中性重力負けしてしまうので、瞬間的に上向きの力を強くするために、中性重力が減って、つんのめってしまい、つま先立ちになってバランスを維持しようとします。その結果、「うわっ」とドアに引き寄せられるようになってしまいます。
 
 何かにつまづいたときも同様ですね。

 つまり、想定が外れると中性重力の量が目的にそぐわずに、空間固定ができなくなり、バランスを崩します。身体の反射的な生理反応と言ってしまえば、それまでですが、こういったことが起こるのには、こんな理由があるのですね。

 ここらへんの話題は〇気をかけられた経験のある人であればピンとくる話かもしれません。
 常に想定して中性重力量をコントロールしているからこそ、こういったことでも中性重力の量は大きく変化をします。
 
 上下のつり合いが力を上や下に移動することで確保できる例は、子供のおもちゃのホッピングなどでわかります。
 片足立ちをしていて倒れそうなときにも、誰でも片足のままジャンプしてバランスを回復させようとします。
 逆に中性重力の量を一旦リセットしたい場合には、その場でジャンプするという方法があります。

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その3 量が大きく変化する

<バラバラになる質量>

 たとえば、普通に相手にパンチを喰らわそうとしたとします。勢いよくパンチを出すためには、当然、自分の身体がその足を置いた位置(地面)に固定されていなければなりません。拳を出したまんま、ヨタヨタと相手の方に倒れてしまうわけにはいかないからです。倒れないために、固定する力(踏ん張る力、身体をしっかり立てる力)も同時に発揮しなければならなくなります。
 そのとき、

・拳を出す方向
・足を地面に固定する方向
・身体を倒さないようにする方向

はそれぞれ違うので、違う3方向に質量を加速しなければならなくなります。
 結果、身体の質量を分離して、それぞれの方向に加速して力を発揮することになります。
これにより全体としてあるていどまとまっていた質量=中性重力は分離して少なくなってしまいます。
 人間が力を使おうとしたとき、その状況に応じて、中性重力は分離し、全体の量は変わらなくても、位置がバラバラになってしまうのです。

 人が普通に力を出した場合、その力を出すために使える中性重力は、すごく大雑把に考えて、上のとおり3つの方向のうちの1つ、1/3程度であり、他の大部分(2/3)は身体のバランス制御に使われます。そのため動かされまいとしている相手に対して、力で倒そうとしても使える中性重力は全体の1/3程度ということになってします。
 普段、力を使うことを当たり前に過ごしていると、中性重力がバラバラになっていることなんて気が付きません。不安定を無意識に避けようと身体が反射的にバランスをとってしまうからです。

 押し合いをした場合、倒れるか倒れないか(相手を空間的に動かせるか)は中性重力の量で決まりますので、分離した中性重力を加速して瞬間的には強い力を出せても、相手はそれを感知して、同じく瞬間的な抵抗力を発揮できるので、ぶつかり合いになります。
 またその強い力を出し続けることはできませんので、力を入れたり抜いたりの繰り返しで、力同士では決着がつかなくなるのです。
 しかし、中性重力は大きさやまとまりを維持できた場合、相手が力を出していても、相手は中性重力差で押し負けて動かされてしまうのです。
 力を出していてもいなくても、別の場所で「アレっ?」と勝負がついてしまうのです。

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その3 量が大きく変化する

<中性重力の分離・合体>

 腕だけで持ち上げられる物を持ったとき、対象物の中性重力よりも腕の中にある中性重力が多ければ、重さを感じることもなく、持ち上げられることができます。これはペットボトルなどを持ち上げるときにもわかりますね。
 しかし対象物の中性重力が多かった場合には、腕の分だけでは足りないので、重く感じますが、腕を少し胴体に近づけると対象物は軽くなります。

 これは腕を胴体に近づけると、目に見えない中性重力は腕の分と胴体の分がくっついて、その量がまとまって増えるために、中性重力差で相対的に対象物が軽くなるものと考えられます。
 逆に、身体から遠くで持つように、水平方向に力を出して支えてしまうと(力で対象物の重さをつり合わせてしまうと)今度は胴体に近づけるのが難しく、一旦、力を抜いて持ち直し、支える位置を変えないと軽く持つことができません。

 軽く感じるためには、対象物を胴体近くの中性重力化しやすい範囲の上下の位置に持ってこないといけません。たとえば、自体の中性重力のできるだけ真上に持ってきて、一度力を抜いて、力による支え方から、中性重力による支え方に切り替えなければなりません。

ここで推測されることは・・・

 ・中性重力は距離を近づけるとくっついてまとまる 
 ・水平方向や上下方向に部分的な力を使って、物の重さをつり合わせてしまうと、
  その力を抜かないと中性重力をまとめて使うことができない

ということです。
 もしまとまった中性重力があっても、部分的に力を使うと、中性重力のまとまりはなくなり、分離してしまいます。
 また中性重力を作る以上の力を出して、上や下の力が偏っても中性重力は減ってしまいます。

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