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その3 量が大きく変化する
<想定中性重力量が外れると・・・>
人間の身体は、行動をする際に過去の経験から、行動に必要な中性重力の量をあらかじめ想定して行動しています。
動作しながらつり合いがとれるような中性重力量のコントロールをしようとしますが、動いていく方向から得られるであろう力が想定と外れると、つり合いを失い、中性重力に回転力が生じてバランスを崩します。
たとえば、ドアをひらこうとドアノブを握ったとき、思っていたよりもドアがすごく軽かったりしたら、スカッたような状態になり、「おっとっと!」とバランスを崩します。
また重い物を持つときは、足からの上向きの力の出力を上げてつり合わせようとしますが、対象物が軽いと、上向きの力が過剰で、身体の力が上に向かってしまい、つま先立ちになってしまいます。
たとえば、ドアが想定よりも重かったら、自分から向かっていったのに、ドアに中性重力負けしてしまうので、瞬間的に上向きの力を強くするために、中性重力が減って、つんのめってしまい、つま先立ちになってバランスを維持しようとします。その結果、「うわっ」とドアに引き寄せられるようになってしまいます。
何かにつまづいたときも同様ですね。
つまり、想定が外れると中性重力の量が目的にそぐわずに、空間固定ができなくなり、バランスを崩します。身体の反射的な生理反応と言ってしまえば、それまでですが、こういったことが起こるのには、こんな理由があるのですね。
ここらへんの話題は〇気をかけられた経験のある人であればピンとくる話かもしれません。
常に想定して中性重力量をコントロールしているからこそ、こういったことでも中性重力の量は大きく変化をします。
上下のつり合いが力を上や下に移動することで確保できる例は、子供のおもちゃのホッピングなどでわかります。
片足立ちをしていて倒れそうなときにも、誰でも片足のままジャンプしてバランスを回復させようとします。
逆に中性重力の量を一旦リセットしたい場合には、その場でジャンプするという方法があります。