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まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)

その3 量が大きく変化する

<バラバラになる質量>

 たとえば、普通に相手にパンチを喰らわそうとしたとします。勢いよくパンチを出すためには、当然、自分の身体がその足を置いた位置(地面)に固定されていなければなりません。拳を出したまんま、ヨタヨタと相手の方に倒れてしまうわけにはいかないからです。倒れないために、固定する力(踏ん張る力、身体をしっかり立てる力)も同時に発揮しなければならなくなります。
 そのとき、

・拳を出す方向
・足を地面に固定する方向
・身体を倒さないようにする方向

はそれぞれ違うので、違う3方向に質量を加速しなければならなくなります。
 結果、身体の質量を分離して、それぞれの方向に加速して力を発揮することになります。
これにより全体としてあるていどまとまっていた質量=中性重力は分離して少なくなってしまいます。
 人間が力を使おうとしたとき、その状況に応じて、中性重力は分離し、全体の量は変わらなくても、位置がバラバラになってしまうのです。

 人が普通に力を出した場合、その力を出すために使える中性重力は、すごく大雑把に考えて、上のとおり3つの方向のうちの1つ、1/3程度であり、他の大部分(2/3)は身体のバランス制御に使われます。そのため動かされまいとしている相手に対して、力で倒そうとしても使える中性重力は全体の1/3程度ということになってします。
 普段、力を使うことを当たり前に過ごしていると、中性重力がバラバラになっていることなんて気が付きません。不安定を無意識に避けようと身体が反射的にバランスをとってしまうからです。

 押し合いをした場合、倒れるか倒れないか(相手を空間的に動かせるか)は中性重力の量で決まりますので、分離した中性重力を加速して瞬間的には強い力を出せても、相手はそれを感知して、同じく瞬間的な抵抗力を発揮できるので、ぶつかり合いになります。
 またその強い力を出し続けることはできませんので、力を入れたり抜いたりの繰り返しで、力同士では決着がつかなくなるのです。
 しかし、中性重力は大きさやまとまりを維持できた場合、相手が力を出していても、相手は中性重力差で押し負けて動かされてしまうのです。
 力を出していてもいなくても、別の場所で「アレっ?」と勝負がついてしまうのです。

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