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まえがき(利用上の注意点はこちらです。新規さんはご一読ください。)

その1 量の多い方が勝つ(その3)

<加速度がない動き!?~身体と脳の感じ方~>

 原理はわかったものの、実際にやってみよう!としても、なかなかできないと思います。
なかなかできない理由はつり合いの量を確保しながら動くことが難しいからです。
(普段の力を出してしまうクセも影響しますが・・・。)
 そもそも、身体を動かしたら、たとえば手を前に出せば、横(水平方向)に加速しているわけだから、

「 質量 × 加速度 = 力 」

からすると、それは力を発生させているのではないか。加速せずに動くことなんてできないという疑問が湧くと思います。

 たとえば、健康なとき、あなたは自分の力感覚や身体の重さを常に感じているでしょうか。ここで重要なのは、人間にとって動いていることが何でも力として感じられるわけではないということです。

 ある企業のデータによると、動く乗り物の中にいても、加速度変化としては、0.1~0.2G位の変化までは人は違和感を感じない(加速していると感じない)とのことです。
物理的、数学的にとらえてしまうと、加速度が0でなければ厳密には、力が発生することになりますが、人間がどう感じるのかが重要になります。
 普段の当たり前の範疇にある「動き」というレベルのものでは、力が発生しているとは感じないように人体の感覚上はなっているということでしょう。

 必ずしも力は0でなくても良いのです。
上下方向や水平方向の急な加速度がなければ力とは感じないということです。
 加速しても感じられない範囲(安定性が崩れない範囲)というものがあって、その範囲の中であれば全く動けないというわけではないということです。
 つまり(日常生活程度の)ゆっくりとした速度であれば、動いても相手は力とは感じないということになります。
 人間同士の間で、これは重さが無いね、無重力と変わらないねと感じてしまえば、物理上の加速度がどうであろうと〇気は成立してしまいます。

 太極拳という武術をご存知でしょうか。
中国人が公園なんかで、ゆっくりとした動きを決まった型に合わせて動いているような特徴的なイメージがあります。
 今は健康のためという趣向が強くなっていますが、太極拳も元々は戦うための武術です。
あれだけゆっくり動く鍛錬をするからには、武術としての効能があり、当然意味があると考えられます。
 私が思うには、加速度をなるべく作らない身体の運用を鍛えているのではないかと推測します。


 

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